2009年9月26日土曜日

はじめに

このシリーズの主な目的は、インテルアーキテクチャーのパーソナルコンピュータ上にSolaris10サーバーを構築して、さらにその上に、Oracle 10g Enterprise Editionによるデータベースサーバーを構築する手順について解説することである。

組み上げたサーバーの用途としては、開発のためのテストサーバー、失敗しても影響のない運用管理の練習用サーバー、趣味として嗜むサーバー、などといろいろ考えられるが、何をするにも、とりあえず動かし、触れて、そして親しむことが肝要である。

趣味もいろいろである。本稿では、ポンコツと言ってはいささか語弊があるが、とっくに償却が済んだ、今となってスペック的に何世代も前の往年のマシンも対象にしている。そこに企業の基幹系を担うシステムと同等の環境を構築するのは何とも言えない悦楽か。1台組み上げておき、好きなときに電源ボタンを押せば、ハードウェアはともかくも、そこにはハイエンド環境が立ち上がるのだ。

システムはいじり過ぎないのがコツで最短距離の手順で構築できるよう配慮している。本稿ではシェルスクリプトも用意した、お急ぎの方、インストレーションに興味ない方はこれを流して、すぐにでもOracleを使用出来るようにも配慮した。

改まり、本稿が読者各位の実務、勉強、そして趣味の一助として、お役に立てばこのうえもない幸甚です。

2009年秋分 管理人

という型どおりの挨拶を終えて、今後の予定は下記のとおりです。

第1回 Solarisインストールマシンの選定と準備

第2回 Solaris 10 10/08のインストール

第3回 Oracle インストールの前準備

第4回 GUI版のOracle インストール

第5回 Oracle サイレントインストール

第6回 Oracle インストール後の設定

第7回 Webサーバーの起動

第8回 開発環境の構築

第9回 Flashを使用したバックアップ

第10回 ブータブルなリカバリディスクの作成

第11回 シェルスクリプトによるインストールと諸設定

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