2010年5月18日火曜日

第19回 PHP4.3.9のインストール

Oracle HTTP Serverがインストール済みであれば、PHP Version 4.3.9も同時にインストールされているので、PHP実行環境はすでに構築されている。 その手順は「第13回 HTTP ServerでPL/SQLのWeb Applicationを動かす」の示すとおりであり、そこまでの構築が完了しているならば、あとは下記のとおりにPHPスクリプトを作成して、走らせるだけである。

  1. 「oracle」ユーザー直下にphpディレクトリを作成して、そこにPHPスクリプトを作成する。
  2. $ mkdir -p /export/home/oracle/php
    $ vi /export/home/oracle/php/phpinfo.php
    ...
    <?php
    phpinfo();
    ?>
    ...

  3. HTTP Server(Apache)の「httpd.conf」から「DocumentRoot」の定義を調べ、PHPスクリプトを作成したディレクトリから、ドキュメントルート(DocumentRoot)にシンボリックリンクを張る。
  4. $ cat /opt/app/oracle/product/10.2.0/companion/Apache/Apache/conf/httpd.conf|grep ^DocumentRoot
    DocumentRoot "/opt/app/oracle/product/10.2.0/companion/Apache/Apache/htdocs"

    ...

    $ ln -s /export/home/oracle/php /opt/app/oracle/product/10.2.0/companion/Apache/Apache/htdocs/php

  5. Oracle HTTP Serverを起動する。この辺のコマンドは「第12回Oracle HTML DB、HTTP Serverのインストール」を参照されたい。
  6. $ /opt/app/oracle/product/10.2.0/companion/opmn/bin/opmnctl startall

  7. URLにhttp://server_addr:7777/php/phpinfo.phpを指定してPHPスクリプトの実行結果を確認する。
  8. Configure Commandの値が示すように、このバイナリがビルドした状況では現存しないパスを示している。特に Oracle接続には「oci8」の示す内容で、Oracleコールインターフェース (OCI)を使用したいがこれも実在しない場所を参照している。Oracle HTTP Serverに古いバージョンのPHPを組み合わせて使用する理由もないので、DB接続については次回行う。Oracle HTTP Server上でこのバージョンのPHPを使用する場合は、下記のとおりソースをダウンロードしてからビルドして使用する。

    $ wget http://museum.php.net/php4/php-4.3.9.tar.gz

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