Oracle HTTP Serverがインストール済みであれば、PHP Version 4.3.9も同時にインストールされているので、PHP実行環境はすでに構築されている。 その手順は「第13回 HTTP ServerでPL/SQLのWeb Applicationを動かす」の示すとおりであり、そこまでの構築が完了しているならば、あとは下記のとおりにPHPスクリプトを作成して、走らせるだけである。
- 「oracle」ユーザー直下にphpディレクトリを作成して、そこにPHPスクリプトを作成する。
- HTTP Server(Apache)の「httpd.conf」から「DocumentRoot」の定義を調べ、PHPスクリプトを作成したディレクトリから、ドキュメントルート(DocumentRoot)にシンボリックリンクを張る。
- Oracle HTTP Serverを起動する。この辺のコマンドは「第12回Oracle HTML DB、HTTP Serverのインストール」を参照されたい。
- URLにhttp://server_addr:7777/php/phpinfo.phpを指定してPHPスクリプトの実行結果を確認する。
Configure Commandの値が示すように、このバイナリがビルドした状況では現存しないパスを示している。特に Oracle接続には「oci8」の示す内容で、Oracleコールインターフェース (OCI)を使用したいがこれも実在しない場所を参照している。Oracle HTTP Serverに古いバージョンのPHPを組み合わせて使用する理由もないので、DB接続については次回行う。Oracle HTTP Server上でこのバージョンのPHPを使用する場合は、下記のとおりソースをダウンロードしてからビルドして使用する。
0 件のコメント:
コメントを投稿