2009年10月1日木曜日

第4回 GUI版のOracleインストール

Oracleのインストールの準備が終わったところで、再びサーバーのマスターコンソールに戻り、GUIによる対話型モードでのインストール作業に入っていく、前準備を終えているので後は容易な作業であるが、前提になるのがGUIが立ち上がっていることである、この状態に至っていない場合は、この回をスキップして、次回によるサイレントインストールを行う。

  1. oracleユーザーでログインする
  2. Screen  oracleユーザーでログインする

  3. インストールアーカイブを解凍する。
  4. ダウンロードしたインストールアーカイブを(10202_database_solx86.zip)をSolarisサーバーにftpでコピーして、端末エミュレータを開き、次のコマンドをタイプしてインストールアーカイブを解凍する。(解凍後には約700Mバイトが必要である。ここでは、/tmpにコピーしてoracleユーザーのホームディレクトリに展開した)

    $ unzip /tmp/10202_database_solx86.zip -d $HOME

    Screen  インストールアーカイブを解凍する。

  5. インストーラを起動する
  6. アーカイブを解凍するとディレクトリdatabaseが作成され、その配下にインストール・ファイルが展開される。Oracle Universal Installer を起動するため、次のコマンドをタイプする。

    $ $HOME/database/runInstaller

    Screen  インストーラを起動する

  7. インストール方法の選択
  8. 「インストール方法の選択」が立ち上がるので、「データベース・パスワード」を入力して、拡張インストールを選択入力して、「次へ」をクリックす

    Screen  インストール方法の選択

  9. インベントリ・ディレクトリと資格証明の指定
  10. 「インベントリ・ディレクトリと資格証明の指定画面」が立ち上がるので、デフォルトのまま「次へ」をクリックする。

    Screen  インベントリ・ディレクトリと資格証明の指定

  11. インストール・タイプの選択
  12. 「インストール・タイプの選択」に進むので、デフォルト「Enterprise Edition」のまま、「次へ」をクリックする。

    Screen  インストール・タイプの選択

  13. ホームの詳細の指定
  14. 前回で設定したパス(ORACLE_HOME)が有効になっている、「次へ」をクリックする。

    Screen  ホームの詳細の指定

  15. 製品固有の前提条件のチェック
  16. 「次へ」をクリックするとメモリ、ディスク領域、OSのバージョンなどの要件チェックが始まる。

    Screen  製品固有の前提条件のチェック

    メモリの実装が512Mバイト程度だと、ワーニングが発生するので、ダイアログが出たら「はい」をクリックして続行する。

    Screen  製品固有の前提条件のチェック(ワーニング)

  17. 構成オプションの選択
  18. デフォルト「データベースの作成」のまま、「次へ」をクリックする。

    Screen  構成オプションの選択

  19. データベース構成の選択
  20. 標準的なデフォルト「汎用目的」のまま、「次へ」をクリックする。

    Screen  データベース構成の選択

  21. データベース構成オプションの指定
  22. データベース・キャラクタ・セットはOSのコードセットの「日本語JA16EUC」がデフォルトで選択されているが、プルダウンから「日本語JA16SJIS」を選択して、「サンプル・スキーマ付きデータベースを作成する」をチェックして「次へ」をクリックする。

    Screen  データベース構成オプションの指定

    日本語が表現できるデータベース・キャラクタ・セットは次の3種類である。

    1. 日本語JA16EUC
    2. (JA16EUC)

    3. Unicode標準UTF-8
    4. (AL32UTF8)

    5. 日本語JA16SJIS
    6. (JA16SJIS)


    漢字と半角カナ文字を収容するためのバイト数は、JA16EUCでは漢字と半角カナに2バイトを使用する。AL32UTF8は漢字と半角カナに3バイトを使用する、また一部の4バイト漢字は、内部形式では6バイトを使用する。JA16SJISは半角カナに1バイト、漢字は2バイトを使用する。半角カナや漢字バイト数が多いと言うことは、それだけ容量を食うということであり、伝送処理にも時間を食うということである。

    さらに、既存のデータをインポートするときにも、CHAR(n) 、VARCHAR2(n)といった,文字列型のnはバイト換算で表すので超過した分は読み込むことができない。たとえば、JA16SJISで作成したデータベースに下記のようにテーブル(table_name)とカラム(column_name)があり、‘アイウエオカキクケコ’が入っているとする。


    table_name
    (
    column_name char(10)
    )

    上記テーブルからエクスポートしたファイルを、JA16EUCで作成したデータベースにインポートすると‘カキクケコ’はオーバーフローする、AL32UTF8の場合には‘エオカキクケコ’がオーバーフローする。 以上からAL32UTF8を使用したグローバリゼーションは理想ではあるが、本稿では現実に即して、容量、伝送処理とデータの移植性の理由によりJA16SJISを使用する。

  23. データベース管理オプションの選択
  24. デフォルト「データベース管理にDatabase Controlを使用する」のまま、「次へ」をクリックする。

    Screen  データベース管理オプションの選択

  25. データベース記憶域オプションの指定
  26. デフォルト「ファイルシステム」のまま、「次へ」をクリックする。

    Screen  データベース記憶域オプションの指定

  27. バックアップ・オプションおよびリカバリ・オプションの指定
  28. デフォルト「自動バックアップを有効にしない」のまま、「次へ」をクリックする。

    Screen  バックアップ・オプションおよびリカバリ・オプションの指定

  29. データベース・スキーマのパスワードの指定
  30. 個別にパスワードを設定することは後で出来るので、「すべてのアカウントで、同一のパスワードを使用」にチェック、パスワードをタイプして「次へ」をクリックする。

    Screen  データベース・スキーマのパスワードの指定

  31. サマリー
  32. 確認して「インストール」をクリックする。

    Screen  サマリー

  33. インストール
  34. インストールが終わるまで待つ

    Screen  インストール

  35. データベース・コンフィギュレーション・アシスタント
  36. インストールが終わると、データベースの作成が始まるので、終わるまで待つ。

    Screen  データベース・コンフィギュレーション・アシスタント

  37. データベース・コンフィギュレーション・アシスタント(終了)
  38. データベースの作成が終わると画面が切り替わるので、確認して「OK」をクリックする。

    Screen  データベース・コンフィギュレーション・アシスタント(終了)

  39. 構成スクリプトの実行
  40. 確認して「OK」をクリックする。

    Screen  構成スクリプトの実行

  41. インストールの終了
  42. 確認して「終了」をクリックする。

    Screen  インストールの終了

    「はい」をクリックする。

    Screen  インストールの終了(終了)

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