2009年10月27日火曜日

第12回 Oracle HTML DB、HTTP Serverのインストール

Oracle HTML DBを使用する場合は下記の手順によりOracle Database Companion CDからインストールを行う。ほとんどデフォルトのまま進めばよいので、容易な作業であるが、GUIが立ち上がっていることが前提になる。(もちろんサイレントインストールも可能であるが、それについては省略する。)

  1. Oracle Database 10g Companion CD Release 2 (10.2.0.2)をダウンロードする
  2. Oracle Database 10g Release 2 (10.2.0.2) for Solaris Operating System (x86)から「Accept License Agreement 」にチェックを入れて10202_companion_solx86.pをダウンロードする。

    Screen  Oracle Database 10g Companion CD Release 2 (10.2.0.2)

  3. oracleユーザーでログインする
  4. Screen  login

  5. インストールアーカイブを解凍する。
  6. ダウンロードしたインストールアーカイブを(10202_companion_solx86.zip)をSolarisサーバーにftpでコピーして、端末エミュレータを開き、次のコマンドをタイプしてインストールアーカイブを解凍する。(ここでは、oracleユーザーのホームディレクトリ以下にCompanionディレクトリを作成してコピーした)

    $ cd /export/home/oracle/Companion
    $ unzip 10202_companion_solx86.zip

  7. シンボリックリンクを張る
  8. インストーラはあらぬところのmakeを参照しているので、このままではインストールの最中にエラーが発生する。下記のように「/usr/ccs/bin/make」へ「/usr/local/packages/local/bin/make」という名前でシンボリックリンクを張って回避する。

    $ su -
    パスワード:
    Sun Microsystems Inc. SunOS 5.10 Generic January 2005
    # mkdir -p /usr/local/packages/local/bin
    # ln -s /usr/ccs/bin/make /usr/local/packages/local/bin/make
    # chown oracle /usr/local/packages/local/bin/make
    # exit

    Screen  発生するエラー

  9. インストーラを起動する
  10. アーカイブを解凍するとディレクトリcompanionが作成され、その配下にインストール・ファイルが展開される。Oracle Universal Installer を起動するため、次のコマンドをタイプする。

    $ cd companion
    $ runInstaller


    Screen  runInstaller

  11. インストールする製品の選択
  12. 「インストールする製品の選択」が表示されたら、デフォルトのまま「次へ」をクリックする。

    Screen  Oracle Universal Installer

  13. ようこそ
  14. 「ようこそ」が表示されたら、デフォルトのまま「次へ」をクリックする。

    Screen  ようこそ

  15. インストール・タイプの選択
  16. 「インストール・タイプの選択画面」が表示されたら、デフォルトのまま「次へ」をクリックする。

    Screen  インストール・タイプの選択

  17. ホームの詳細の指定
  18. Oracle 10Gとは別のOracleホームとディレクトリを指定する、「次へ」をクリックする。

    ここではOracleホーム名に「OraDb10g_home2」、ディレクトリに「/opt/app/oracle/product/10.2.0/companion」を指定した。

    Screen  ホームの詳細の指定

  19. 製品固有の前提条件のチェック
  20. 「次へ」をクリックするとメモリ、ディスク領域、OSのバージョンなどの要件チェックが始まる。

    Screen  製品固有の前提条件のチェック

    メモリの実装が512Mバイト程度だと、ワーニングが発生するので、ダイアログが出たら「はい」をクリックして続行する。

  21. HTML DBデータベースの詳細の指定
  22. データベースのSYSユーザーの「SYSパスワード」、Oracle HTML DBスキーマ(users)に使用する「HTML DBパスワード」を入力して、「次へ」をクリックする。

    Screen  HTML DBデータベースの詳細の指定

  23. サマリー
  24. 確認して「インストール」をクリックする

    Screen  サマリー

  25. インストール
  26. インストールが始まる

    Screen  インストール

  27. コンフィギュレーション・アシスタント
  28. 「HTML DB Configuration Assistant」が終了するまで待つ。

    Screen  コンフィギュレーション・アシスタント

  29. 構成スクリプトの実行
  30. 確認して「OK」をクリックする

    Screen  サマリー

  31. インストールの終了
  32. 確認して「終了」をクリックする。

    Screen  インストール

  33. root.shの実行
  34. 「構成スクリプトの実行」の指示どおりにroot.shを実行する。

    $ su -
    パスワード:
    Sun Microsystems Inc. SunOS 5.10 Generic January 2005
    # cd /opt/app/oracle/product/10.2.0/companion
    # ./root.sh
    # exit

    Screen  root.sh

  35. インストールアーカイブを削除する
  36. $ rm -r /export/home/oracle/Companion

  37. Oracle HTTP Serverの動作確認
  38. ブラウザでURLに「http://server_addr:7777」を指定する。

    Screen  Oracle HTTP Server

  39. HTML DB サービス管理
  40. ブラウザでURLに「http://server_addr:7777/pls/htmldb/htmldb_admin」を指定する。

    ユーザー名に「admin」、パスワードに「HTML DBパスワード」を入力してを「ログイン」をクリックする

    Screen  HTML DB サービス管理

    「HTML DB サービスの管理」が表示されたら、設定を行う。

    Screen  HTML DB サービスの管理

  41. Oracle HTTP Serverの起動、停止
  42. システム再起動後にはOracle HTTP Serverは停止する。プロセスの状態確認、起動、停止はoracleユーザーから「$ORACLE_HOME/opmn/bin/opmnctl」コマンドを使用する。

    したがって、ここでの環境では下記のようにコマンドを使用する。

    (状態確認)
    /opt/app/oracle/product/10.2.0/companion/opmn/bin/opmnctl status
    (起動)
    /opt/app/oracle/product/10.2.0/companion/opmn/bin/opmnctl startall
    (停止)
    /opt/app/oracle/product/10.2.0/companion/opmn/bin/opmnctl stopall
    (一覧)
    /opt/app/oracle/product/10.2.0/companion/opmn/bin/opmnctl help

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