Ruby On Rails環境を構築する。まだまだ発展途上にあるフレームワークなので、Rubyは「www.sunfreeware.com 」のパッケージを使用しないで、
「ruby-lang.org 」から最新版をダウンロードして、ソースからビルドしてインストールする。gem(Rubyパッケージのプライマリインストーラ)は「rubyforge.org 」 から最新版をダウンロードしてインストールする。
インストール手順
以下の手順に従い、rootユーザーからインストールを実行する。
コンパイル(gcc)、wgetのための「/usr/sfw/bin」、リンカ(ld)、makeのための「/usr/ccs/bin」パスが設定してあるのか調べて、ない場合は設定する。
# env|grep PATH
PATH=/usr/sbin:/usr/bin
# PATH=/usr/bin:/usr/sbin:/usr/ccs/bin:/usr/sfw/bin; export PATH
rubyの最新版をダウンロードして、インストールする。「ruby -v
」でバージョンを表示して確認する。なお、デフォルトでは「/usr/local」ディレクトリに配置されるので、Solaris流儀に従い「/opt/local」以下に配置するよう指示した。
# wget ftp://ftp.ruby-lang.org/pub/ruby/1.9/ruby-1.9.1-p378.tar.gz
…
# gzip -d ruby-1.9.1-p378.tar.gz
…
# tar xvf ruby-1.9.1-p378.tar
…
# cd ruby-1.9.1-p378
…
# ./configure -prefix=/opt/local
…
# make
…
# make install
…
# /opt/local/bin/ruby -v
ruby 1.9.1p376 (2009-12-07 revision 26041) [i386-solaris2.10]
rubygemsの最新版をダウンロードして、インストールする。「ruby -v
」でバージョンを表示して確認する。
# wget http://rubyforge.org/frs/download.php/60719/rubygems-1.3.5.zip
…
# unzip rubygems-1.3.5.zip
…
# cd rubygems-1.3.5
…
# /opt/local/bin/ruby setup.rb
…
# /opt/local/bin/gem -v
1.3.5
railsをインストールする。「rails -v
」でバージョンを表示して確認する
# /opt/local/bin/gem install rails
…
# /opt/local/bin/rails -v
Rails 2.3.5
シェルスクリプト
インストール手順を例によってシェルスクリプトにまとめた、これを/tmp以下に作成して、実行権限を与えて、実行する。注意点は、wgetによるダウンロードは通信状況に左右されるので、アボートした場合はそこから再実行する。
#!/bin/sh
PATH=/usr/bin:/usr/sbin:/usr/ccs/bin:/usr/sfw/bin:/opt/local/bin; export PATH
# install Ruby:
wget ftp://ftp.ruby-lang.org/pub/ruby/1.9/ruby-1.9.1-p378.tar.gz
gzip -d ruby-1.9.1-p378.tar.gz
tar xvf ruby-1.9.1-p378.tar
cd ruby-1.9.1-p378
./configure -prefix=/opt/local
make
make install
ruby -v
# install RubyGems:
wget http://rubyforge.org/frs/download.php/60719/rubygems-1.3.5.zip
unzip rubygems-1.3.5.zip
cd rubygems-1.3.5
ruby setup.rb
gem -v
# install Ruby on Rails:
gem install rails
rails -v
exit
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