Oracle HTML DBを使用する場合は下記の手順によりOracle Database Companion CDからインストールを行う。ほとんどデフォルトのまま進めばよいので、容易な作業であるが、GUIが立ち上がっていることが前提になる。(もちろんサイレントインストールも可能であるが、それについては省略する。)
- Oracle Database 10g Companion CD Release 2 (10.2.0.2)をダウンロードする
- oracleユーザーでログインする Screen login
- インストールアーカイブを解凍する。
- シンボリックリンクを張る
- インストーラを起動する
- インストールする製品の選択
- ようこそ
- インストール・タイプの選択
- ホームの詳細の指定
- 製品固有の前提条件のチェック
- HTML DBデータベースの詳細の指定
- サマリー
- インストール
- コンフィギュレーション・アシスタント
- 構成スクリプトの実行
- インストールの終了
- root.shの実行
- インストールアーカイブを削除する
- Oracle HTTP Serverの動作確認
- HTML DB サービス管理
- Oracle HTTP Serverの起動、停止
Oracle Database 10g Release 2 (10.2.0.2) for Solaris Operating System (x86)から「Accept License Agreement 」にチェックを入れて10202_companion_solx86.pをダウンロードする。
Screen Oracle Database 10g Companion CD Release 2 (10.2.0.2)
ダウンロードしたインストールアーカイブを(10202_companion_solx86.zip)をSolarisサーバーにftpでコピーして、端末エミュレータを開き、次のコマンドをタイプしてインストールアーカイブを解凍する。(ここでは、oracleユーザーのホームディレクトリ以下にCompanionディレクトリを作成してコピーした)
インストーラはあらぬところのmakeを参照しているので、このままではインストールの最中にエラーが発生する。下記のように「/usr/ccs/bin/make」へ「/usr/local/packages/local/bin/make」という名前でシンボリックリンクを張って回避する。
Screen 発生するエラー
アーカイブを解凍するとディレクトリcompanionが作成され、その配下にインストール・ファイルが展開される。Oracle Universal Installer を起動するため、次のコマンドをタイプする。
Screen runInstaller
「インストールする製品の選択」が表示されたら、デフォルトのまま「次へ」をクリックする。
Screen Oracle Universal Installer
「ようこそ」が表示されたら、デフォルトのまま「次へ」をクリックする。
Screen ようこそ
「インストール・タイプの選択画面」が表示されたら、デフォルトのまま「次へ」をクリックする。
Screen インストール・タイプの選択
Oracle 10Gとは別のOracleホームとディレクトリを指定する、「次へ」をクリックする。
ここではOracleホーム名に「OraDb10g_home2」、ディレクトリに「/opt/app/oracle/product/10.2.0/companion」を指定した。
Screen ホームの詳細の指定
「次へ」をクリックするとメモリ、ディスク領域、OSのバージョンなどの要件チェックが始まる。
Screen 製品固有の前提条件のチェック
データベースのSYSユーザーの「SYSパスワード」、Oracle HTML DBスキーマ(users)に使用する「HTML DBパスワード」を入力して、「次へ」をクリックする。
Screen HTML DBデータベースの詳細の指定
確認して「インストール」をクリックする
Screen サマリー
インストールが始まる
Screen インストール
「HTML DB Configuration Assistant」が終了するまで待つ。
Screen コンフィギュレーション・アシスタント
確認して「OK」をクリックする
Screen サマリー
確認して「終了」をクリックする。
Screen インストール
「構成スクリプトの実行」の指示どおりにroot.shを実行する。
Screen root.sh
ブラウザでURLに「http://server_addr:7777」を指定する。
Screen Oracle HTTP Server
ブラウザでURLに「http://server_addr:7777/pls/htmldb/htmldb_admin」を指定する。
ユーザー名に「admin」、パスワードに「HTML DBパスワード」を入力してを「ログイン」をクリックする
Screen  HTML DB サービス管理「HTML DB サービスの管理」が表示されたら、設定を行う。
Screen  HTML DB サービスの管理システム再起動後にはOracle HTTP Serverは停止する。プロセスの状態確認、起動、停止はoracleユーザーから「$ORACLE_HOME/opmn/bin/opmnctl」コマンドを使用する。
したがって、ここでの環境では下記のようにコマンドを使用する。
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